JINは設定も簡単で、すぐに使い始めることが出来るテーマとして有名です。
有名なブロガーのヒツジさんが作ったというのもあって、2020年現在多くのサイトがこのテーマを使っています。
まぁ、ここはメリットでもあるしデメリットでもあるのですが・・・。
それでは下記にて他のテーマとの比較や、詳しい内容を紹介していきます。
このページはサブディレクトリで、JINのテーマを使っています。TOPページはTHE THOR(トール)です。
テーマの比較
まずは、テーマの速度や内部SEO、価格を見ていきましょう。
計測に使ったのはGtmetrixで、各テーマのデモサイトや当方で使用しているテーマを計測しました。
JINは速度が73という事で、そこまで速い部類には入らないですが、プラグインなどでもうちょっと早くなる可能性もあります。
お次に、Yslowスコアといって内部SEO対策を数値化したものです。
JINは75という事でそんなに悪いわけではないですが、良いわけでもありませんね。
この部分は、運営チームがどれだけ今後対策を取るか、もしくはこう言った知識があれば自分でテーマをいじって対策も出来ます。
次は、有名テーマとの価格の比較です。
JIN、Affinger5、THE THORなどの有名テーマは約1万5000円となっていますね。
これを高いと取るか安いと取るかは人次第ですが、高いものは高いなりに機能やサービスが付いていますね。
それでは次にこのサイトのメインテーマTHE THORとJINの比較です。
JINは、他のブログ運営に使っている物のスコアになります。
JINの高速化系のプラグインは、
- Autoptimize
- BJ lazy load
- EWWW Image Optimizer
で、画像はWebpに変換しています。
JINの特徴は読み込み時間が速いというよりも、デザイン性・使いやすさに重点を置いているので設定も簡単で、すぐに使い始めることが出来るテーマとして有名です。
この点さえ知っていれば後々「なんで~?」ってなることもないはずです。
JINの特徴
SEO対策 | |
---|---|
表示速度 | |
デザイン性 | |
使いやすさ | |
初心者向け | |
AMP | X |
PWA | X |
複数サイト | 〇 |
ライセンス | 買い切り |
レスポンシブ | 〇 |
アップデート | 随時あり |
サポート | フォーラムで質問可能 |
運営 | 株式会社Cross Piece |
価格 | 税込み14.800円 |
総合 |
JINは初心者でも使いやすく、あまり設定をしなくてもおしゃれなデザインのサイトが作れるので、記事執筆に集中したい人におすすめです。
また、どちらかと言うとブロガー向けのテーマになるので、アフィリエイトサイトを作るのであればTHE THOR(トール)やAffinger5などが良いですね。
当然JINでもアフィリエイトサイトは作れますが、内部SEOや読み込み速度、AMPにPWAなんかのことを考えると、結構知識がないと使うのが難しいですね。
内部SEO
これはJINの内部SEOのスコアですが、上の4項目以外はA評価になっています。
プラグインでいろいろと頑張っているのですが、上4つのスコアが悪い項目は、テーマの中をいじったりするか、運営チームに頑張ってもらうしかありません。
こう言った事が自分で出来る人は問題ないですが、知識がない人はまず触りたく無い所ですね。
下手にコードを改変してサイトが真っ白になったなんて言う話は五万とあるので、改変する場合は注意してください。
お次にGoogleの構造化データ テストツールでこのサブディレクトリをチェックしました。
ピックアップコンテンツに、6件のエラーが発生しています。
何故でしょう?
JINってエラー多いな・・・別のサイトでも使っているのですが、バグが多くてイライラします・・・。(心の声)
表示速度
先ほども言ったように速度は速くはないですが、頑張ればストレスを感じない程度には高速化が出来ます。
上の画像はJINを使っているサイトのトップページのスコアと、ある記事のモバイルスコアになります。
このサイトには記事が500記事くらいあるのでちょっと重いのですが、トップページのスコアが58、個別記事が47となっています。(このサブディレクトリには記事が1つしかないので、プラグイン無しでモバイル・パソコンともに80オーバーです。)
かなり頑張っているのですが、これ以上は全然改善しないです。
ただし、記事数が30や50くらいならデータも少ないのでもうちょっとスピードも上がりますが、記事が増えるにつれて速度が遅くなっていきます。(JINだけじゃなくすべてのテーマで同じです)
PCサイトだと表示速度は90前後の高評価になるので、対策を取らなくちゃいけないのはモバイル版ですね。
デザイン性
2020年4月現在JINでは11個のスタイルがあり、お好きなスタイルをダウンロードして自分のサイトに反映することが出来ます。
11個もスタイルがあるので人と被らないサイト設計がしやすく、色も細かく変更が出来るのでオリジナリティを出しやすいですね。
ただし、JINは使っている人が多く、見る人が見たら「あっこれJINだ」ってすぐわかるのですが、SpaceとCaratと言う専用プラグインも追加されており、このプラグインを入れると全く新しいデザインが手に入るので、JINを使いたいけど他の人とは違ったサイトにしたいって場合は、プラグインを入れてみてはいかがでしょう。
使いやすさ
デザインの変更は先ほど紹介したスタイルで簡単に変更できますが、色の変更はどうでしょう?
サイト設計は「カスタマイザー」から簡単にでき、見やすいインターフェースなので迷う事もないです。
名前は後々覚えないといけませんが、すぐに名前も覚えることが出来るし色の設定も簡単にできるので、初めてwordpressを使う人でも2~3日あれば問題なく使えます。
また、SNSの設定やサイドバーなどのウェジットも、カスタマイザーから簡単に操作ができます。
SNSボタンはこんな感じになります。
私はクラシックエディターを使っているのですが、見た目はこの様になり、「スタイル」、「ショートコード」、「ランキング表」などあらかじめ設定されたものがあるので、あとはクリックして使うだけなのですごく簡単におしゃれな記事が書けます。
誰でも簡単におしゃれなサイトが設計できるというのが、JINの特徴ですね。
AMP
AMPとはAccelerated Mobile Pagesの略で、GoogleとTwitterが共同でオープンソースプロジェクト立ち上げたものになり、簡単に言うと、モバイルページを高速で表示しようというものです。
時々、グーグル検索からスマホで記事をクリックしたときに高速でページが表示されるものってないですか?
これがAMP化されたページは、GoogleのCDNなんかにページがキャッシュ(記憶)されているので、本来のウェブサイトを読み込まずにすでにキャッシュされたページ(読み込まれたページ)が表示されるんです。
なので読み込み時間が0なんです。
AMPはグーグルが推奨している機能なので、近い将来はこれが当たり前になると思います。
JINは標準ではAMP化機能がありませんが、プラグインなんかで対応できます。
プラグインはあれもこれも入れていると、お互いが干渉しあって不具合が出やすいので、自分に合ったプラグインを探して設定しましょう。
AMP化が標準機能で付いているテーマは、THE THOR(トール)になります。
PWA
PWAとはGoogleが提唱した機能で、Progressive Web Appsと言います。
簡単に言うと、自分のサイトをモバイルのホーム画面に登録してもらい、アプリの様に使ってもらうという仕組みです。
登録してもらえたら、アプリ(PWA)からアクセスが出来るので、表示速度も速くなるしオフラインでも表示できます。
ブログ運営をしていたら欲しい機能ですね。
JINにはこの機能はありませんが、他のテーマにはこの機能があるものも有ります。
PWAが標準機能で付いているテーマは、THE THOR(トール)になります。
複数サイト使用可
JINは一度テーマを購入したら、自分が運営する別のサイトにも使うことが出来ます。
どんなサイトにも使えるので、今後2つ3つとブログが増えていく方はお得ですね。
中には1テーマ・1サイトのみというテーマもあるので、他のテーマを購入する時には注意が必要です。
レスポンシブデザイン
今の時代レスポンシブは当たり前になっていますが、JINでも当然レスポンシブに対応しています。
設定は特になしです。
PC、タブレット、スマホと画面サイズが違うもので見た時も、全てがほぼ同じように表示されるし、画像なども縮小・拡大が勝手にされているので、書き手にも読者にも優しいテーマです。
アップデート
JINは運営チームが頑張ってアップデートをしてくれているので、wordpressの仕様が変わったや、不具合が出たなどがあっても比較的早く修正・アップデートがあるので、安心して使えます。
更新項目があればダッシュボードの「更新」に数字が出るので、ここから簡単に確認でき、テーマのバージョンをアップデートできます。
また、テーマだけでなくプラグインやwordpressの更新があればここで表示されるので、常に新しいものにしましょう。
サポート
JINでは良くある質問ページがあるので、こちらで回答がないか探せます。
ここでもない場合は、専用フォーラムで似たような質問がないか探し、無い場合はこのフォーラムで質問が出来ます。
個人的には対応している人の質はあまり良くないと感じましたが、大抵の事には答えてくれるので、「こう言ったカスタマイズがしたい」や、「こう言ったエラーが出ているけどどうしたらいいか」など何でも相談できます。
返信は結構早めです。
価格
価格は1万4800円になりますが、一度購入したらアップデートも無料だし、別のサイトにも使えるのでそこまで高い感じはしません。
高いテーマは高いなりにいろいろと機能が付いているし使いやすいので、ブログにどれだけの熱意を掛けているかによりますね。
コンサルをしていると、中には「お金を使いたくないけどアフィリエイトやブログで稼ぎたい」っていう人がいます。
はてなブログの無料版でも稼ごうと思えば稼げますが、稼ぎやすいのはやっぱり有料ブログ・有料テーマになります。
個人的には、「自分が1銭もお金を使わずに読者にお金を使ってもらおうと思うのは、どうかな?」と思います。
Cacoonの様に無料でもいいテーマはありますが、結局は有料テーマに乗り換える人がほとんどなので、後々仕事を増やすよりも(テーマ移行はかなり大変ですよ!)、初めからケチらずにこれだ!と言うものにした方がいいと思います。
まとめ
JINはこう言った人におすすめです。
- カスタマイズするよりも記事を書きたい
- wordpress初心者
- かわいらしいサイトにしたい